崖から転げ落ちはしたものの、きみはよほど悪運が強いのか、かすり傷を負っただけで助かった。疲労困憊した体でよたよたと村まで戻って来ると、老人たちの話し声が聞こえた。
「女神像はまだかのう。早く戻って来んかのう」
 それを耳にして、きみはニタッと笑った。懐の中にあるモノをどうしよう?


このまま猫ばばする

街へ持って行って叩き売る

長老の所へ持って行って村人たちに返す