銀の鍵は鍵穴にピタリと合い、回すと鍵が外れた。ところが鍵はそのまま鍵穴の中に吸い込まれてしまった。もったいないと思いながらも、きみは扉を開けて部屋の中に入った。

   銀の鍵 −1

 そこは看板にあった通り、武器庫だった。たくさんの武器・防具が並んではいるものの、ろくな物もなさそうだ。棚には『無断持ち出しを禁ず』と貼り紙がしてある。
「ちぇっ、ゴブリンの武器なんか知れてるなあ。誰がこんなぼろっちいモノ持ち出すもんか!」
 そう言いながら武器を物色していると、珍しくいい物が目についた。プレート・アーマー(鋼鉄の全身鎧)だ。きみは喜び勇んでプレート・アーマーを身に着けた。

   [プレート・アーマー]を手に入れた。

 もうこんなとこに用はないだろう。先を急ごう。きみは武器庫から出て、西へと引き返した。


西へ引き返す