きみは急いでポケットから毒消しの瓶を取り出すと、栓を抜いて一息に飲み下した。 [毒消し]を消す しばらく体が痺れ、きみは地面に倒れて苦しんでいたが、徐々に痺れが引いてきた。ほっとしたきみは立ち上がると、 「こんちくしょー!」 喚きながら毒蜘蛛を踏みつぶしてしまった。すると、近くに革鎧を着た骸骨が倒れていて、白骨化した手に紙切れを掴んでいるのに気づいた。 『プレートアーマーがなければ……』 それだけしか書かれていない。 「何のことだろう……?」 気になったが、こんな毒蜘蛛の巣にいつまでもいられるものではない。きみは早々に洞窟から出て南へと引き返した。 |