きみはゴブリンたちが飲み食いしている傍に行き、そっと椅子に腰掛けると、しばらくゴブリンたちの話に聞き耳を立てた。 「冒険に必要な物と言えば、やっぱり毒消しだなあ。あとは携帯食か」 「携帯食と言えば、ここでは何が手に入るんだ?」 「乾肉に薫製肉。オークどもの好物だが、あいつら悪趣味だよな」 「全くだ、へへへへ。肉は生の腐りかけに限るぜ」 「あとは人間から取り上げた栄養剤に、エルフから取り上げた魔法の木の実。これはどっかに保管してるらしい」 「へっ、そんな物食えるかよ」 給仕が注文を取りに来た。金さえ払えば、きみは食べたいだけ料理を食べることができる。金貨1につき体力が10回復する。 [金貨] −X 体力 +10X もちろん、食べたくもないものを無理に食べる必要はないが、きみは魔法の胃袋を持っている訳ではないので、食いだめはできない。(体力の上限値まで) ゴブリンたちからは、あとはろくな話も聞けない。きみは席を立つと、冒険を再開することにした。 出口は東、北、南にそれぞれある。どこから出よう? |