きみは長剣を手にしてゴブリンの棍棒に打ちつけた。棍棒がスパッと真っ二つになったのを見て、ゴブリンは怖じ気づいてしまった。そのまま悲鳴を上げながら部屋から飛び出して行った。 「ふん、情けない奴め」 きみはいい気になって独り言を言った。 ふと見ると、テーブルの上に蝋燭が燈されていて、なにやら地図らしき布きれが拡げられている。よく見てみると、破れたりかすれたりしているが、どこかの見取図のようだ。しばらく椅子に腰掛けて地図を見てみよう。何かのヒントになるかもしれない。 [見取図] を手に入れた。 そうだ、こうしてゆっくりはしていられない。いつゴブリンが仲間を連れて仕返しにやって来るかしれたものではない。長居は無用だ、見取り図はいつでも見ることができる、と思ったきみは、部屋から出て、篝火の焚かれている分かれ道までまで足早に引き返した。 |