東京砂漠世渡り講座初級編 




 ゲームスタート時のメニュー画面。
 能力値はまだまだ低い上に、大した
特殊技能も身につけていない。
おまけに文なしと来たもんだ。
早々に悪者を倒して資金を貯めねば……



 地下街をうろついていると早速、喧嘩を
吹っかけられた。手ごろなカモのようだし、
相手してやるか。このごろつきどもを
ぶちのめして持ち物を奪い取ってやれ。
って、まるで強盗。どっちが悪者なんだ?



 またもや地下街で敵に遭遇。ここには
雑魚しか現れないので楽勝のはずだが……
 右端のゲージがバトルタイムゲージ。
満タンになると攻撃できる。



 挑発に乗せられると見境なしに攻撃する
ようになる。
 ゲージの左が現在のHP、その隣が状態。
複数の状態異常が重なることもある。
ほとんどの状態異常は戦闘終了と共に
消えるが、残ってしまう状態もあるので
注意だ。



 闇商人たちは口が悪い。だが少なからず
ご厄介になるので我慢我慢。



 何が入っているのかわからない福袋。
高価な割にはろくな物が出て来ない。
他の物を買いに来たのに、しつこく
勧められていい迷惑だ。



 商売がたきの陰口ばかり叩いている
通称「闇婆」。商売する気があるのか
ないのか、値段のつけ方はめちゃくちゃだ。
しかし他では手に入らない貴重な
アイテムも持っているので、しばらく
がらくたを買い続けることになる。



 階段を上るとそこは地上だった。
 レベル15で思い切って地上に
出てみたが、この荒廃した世界には
難敵がたくさん潜んでいる。



 自動小銃を手に入れたので強気に
出てみたが、やはり地上を闊歩している
ミュータント相手にレベル15は厳しい。
 敵は列島から切り離された房総島から
東京湾を渡って略奪に来た
赤潮族一味か。



 ついに本当の敵である中央政府軍
正規部隊と遭遇。たちまち銃撃戦となるも、
いかんせん、装備の差は歴然としている。



 敵わないと見て、必死で地下街へと
逃げ込む。
「宿屋のおやっさ〜ん、たすけてー!」



 回復したものの、宿屋のオヤジに金を
むしり取られた。
 戦利品を換金するために買い専門の
闇屋を捜す。高値で買い取って
くれないかなあ。



 わずかな収益金を手にして武器屋へ。
政府軍に仕返しするためには防弾
チョッキが欲しいのだが、全然足りない。
 キャラの横に上向きの▲が出ていれば、
現在装備しているものよりランクが
上ということだが、だからと言って
何でもかんでも上向き▲に取り替えれば
いいというものでもない。



 隠し通路を通ってアジトの裏部屋へ。
敵も出て来ない唯一の安らぎの場所。
貧しいうちはここまで戻って来るのも
いいかな。



 金がなくてもここまで足を伸ばせば
リフレッシュできる。レジスタンスの
食堂は好きなだけ食べていいのだ。
だけどおばさんのメニューはいつだって
合成肉ハンバーグとりんごだけ。



 ちょっとアジトで息抜き。
部屋をぶらっと回ってみる。
 何を祈ってるのかと思ったら
……おやまあ!



 アジトの出口でいつも見張りを受け
持ってる奴。向き合って[Enter]キーを
押せばテーブル越しに話ができる。
 それにしてもいつも座ったままで、
痔にならないのかな?



 商売に飽きると、物々交換を申し出てくる。
わがままなばあさんだ。しかし秘密の
仕入れルートを持ってるという噂だし……



 闇婆の言いなりになって海辺まで
来てみたが、何かとんでもない
化け物が現れたようだ。



 見るからにして恐ろしそうなモンスターだ。
「未来版クラーケン」といったところか。
撃っても撃ってもちっともくたばらない。
薬のストックももう底をつきそうだ。
 クソッ、負けるもんか! 負けへんでぇ!


*[状態]

「正常」を含めて12種類ある。放って
おいても自然に治るものがほとんどだが、
そうでない状態もあるから注意だ。

「正常」−普通の健康状態
「驚き」−一時的に行動が止まる。
      比較的早く治る。
「よろめき」−一時的に行動が止まる。
        比較的早く治る。
「暴走」−我を忘れて勝手に敵を攻撃する
      (プレイヤーが操作できなくなる)。
      命中率が下がるが、攻撃が早く
      なるので、命中すれば逆に儲け
      ものだ。しかし多数を一度に
      攻撃する武器を持っていても、
      一人だけを攻撃するので、この
      場合はよろしくない状態だ。
「混乱」−暴走よりひどいことに、敵味方の
      区別なく攻撃するようになる。
      時には自分を傷つけることさえ
      ある。つまり敵は混乱してくれた
      方がいい訳だ。
「毒」−ターン毎に毒によってダメージを
    受け、HPが減少していく。戦闘が
    終了しても治らず、歩いているうちに
    どんどん体力が減っていく。解毒剤
    や治癒術の「浄化」などで早めに
    治してしまおう。
「暗闇」−目が見えなくなっている状態で、
      通常攻撃の命中率が著しく
      下がる。
「困惑」−集中力を欠いている状態で、
      精神力に関係している
      ほとんどの特殊技能は
      使えなくなる。
「睡眠」−眠っている間は行動が止まる。
      そのうち目が覚めることもあるし、
      攻撃を受けるともっと目が
      覚めやすい。
「麻痺」−行動が止まる。自然に治るが、
      比較的治りが遅いので、
      戦闘状況にもよるが、
      万能薬や治癒術の「治療」で
      早く治してしまった方が
      いいかもしれない。
「呪縛」−行動はできるものの、体が
      金縛り状態になり、物理
      攻撃系の超能力技は使え
      なくなる。攻撃の命中率も、
      防御力も下がる。呪術を使う
      敵キャラの呪文や呪詛系
      アイテムによって引き起こ
      される特殊な状態異変。
「戦闘不能」−体力がなくなった失神状態。
         まだ死んではいないが、
         自然治癒はしない。
         味方全員が同時にこの状態
         になるとゲームオーバーに
         なるので、気をつけよう。
         蘇生薬や治癒術の「蘇生」
        (習得していればだが)
         などで治せる。

「状態」はまた属性でもあるので、
敵味方共に、それぞれの状態異変が
起こりやすい、起こりにくいという
個人差がある。また、アイテムを
装備したり、超能力を使って一時的に
そのランクを変えることができる。


*[特殊能力]

 このゲームでは主人公キャラが使う
特殊能力は、攻撃系の「超能力」と
癒し系の「治癒」の二つの項目に
分類される。特に戦闘中に使う場合、
選択コマンドは別々の項目になっている。
具体的には、

          「攻撃」
          「超能力」
          「治癒」
          「アイテム」
          「防御」
          「逃げる」

 とあるので、例えばHPを回復させたい
のなら、まず「治癒」を選択決定し、次に
その中にある「体力回復」や
「エネルギー補給」を選択決定する。
 武器の場合も同様だが、単独の味方を
治癒、または単独の敵を攻撃する術、
武器の場合はそのあとに対象キャラも
選択決定する。全体を治癒または攻撃
する技、武器の場合は対象キャラの
選択はない。
 癒し系の特殊技能は戦闘中でなくても、
いつでもメニュー画面を呼び出し、
各主人公キャラの「特殊技能」を選択
決定すると使うことができる。
この項目中では特殊技能は分類
されないが、攻撃系の技は使えない
ので暗くなっていて、決定できない
ようになっている。
 また、アイテムの中には特殊技能を
秘めているものもあり、直接使用すること
によってアイテム固有の特殊技能が
発揮されるものと、一度使用すれば
特定の特殊技能が身につくものとがある。
いずれも装備しているしていないに
関わらず、戦闘コマンドでもメニュー
コマンドでも「アイテム」の項目から
目的のアイテムを選んで使う。
 特殊技能は一部のものを除き、
主人公キャラが成長するに従い、
より強力なものが身についていく。
ここでは各特殊技能を挙げることは
控えることにする。使えるようになった
特殊技能は選択すると簡単な説明が
表示されるが、その効力は実際に使って
みないとわからない。また、属性がある
ので(無属性という種類もあるが)、
攻撃系の技は相手によって使い分ける
ことが肝要だ。
 ほとんどの特殊技能は無制限に使える
訳ではなく、MPを消費する。残りMPが
使おうとする特殊技能の必要MPを
下回っていると、その特殊技能は
使えない。
 「超能力」と「治癒」の他に、獣系
ミュータントや戦士系キャラが
特殊武器によって使う「通常能力」と
呪術師系が使う「魔術」の二つに
分類される特殊能力があるが、
主人公キャラは身につけることは
できない(その中の一部に限っては
アイテムを使用することによって
使えるものもある)。





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