☆やる物語 『アポカリプス・オブ・ダークネスU』
〜怒涛の用心棒稼業〜
[ゲームの背景]
惑星衝突により現代文明は大打撃を受けたものの、それにより第三次世界大戦は一旦は止んだかに見えた。しかしそれから十年も経つと、世界各地で強力なミュータントを中心として新勢力が台頭し出すや、たちまち内戦と侵略戦争による戦乱の時代が再開した。それは中東を中心として起こった第三次世界大戦を上回る広範囲にわたるもので、まさに世界中が戦乱の世に突入したかのようであった。
日本もまた、戦乱の時代の例外ではなかった。自国の治安維持の問題で手が回らなくなった国連各国は、東京に駐留させてあった治安維持部隊を次々に自国へと撤退させ始める。それを機に、関東地方の周辺勢力は東京進出の機会を覗い始める。
高速培養により製造したクローンたちによって親派を作り、風水武術の達人独禅居士と手を組んだ東京中央政府の首相付秘書官樋川理沙は、首相のジョージを意のままに操りつつ、敵対する旧来の閣僚たちを次々に抹殺し、中央政府の実権を確固たるものとした。樋川理沙の目的は、自分をクローンとして産み出した人類への復讐だけである。
彼女は全体主義に加え、東京に貴族階級を作り、身分制を始める。富裕層と旗色の鮮明でない武装勢力をそれによって自陣に取り込み、更には米SNR社製の最新兵器、デストロイヤー・レーザービーム砲と、それ以上に強力な人間型ロボット兵器を買い入れ、隣接する強大なサタンの勢力に備えるのだった。
[ゲームの概要]
プレイヤーは時仲良平たち主人公となって、良平の本業である用心棒業を次々とこなすことにより、無法の世界で世渡りをしていきます。依頼事を達成するに従い、評判が上がり、そのうち大仕事も舞い込んで来るようになります。
ゲームの進め方は単純で、マネージャーの闇兵衛から依頼先を聞いてその場所に赴き、そこで依頼されたことを成し遂げる――これを続けていくだけです。
しかし依頼事の内容は様々ですが、中には強敵と闘わなければならない場合もありますので、次々と依頼事を請け負っていくだけではそのうち苦しくなってきます。
能力不足の場合、主人公キャラクターのレベルを上げていくことはもちろんですが、状態や属性の種類が前作(アポカリプス・オブ・ダークネス)よりも増えていて、これらが戦闘に及ぼす影響がかなり大きくなっています。この属性の欠点や能力値を補うアイテムを見つけたり、また、レベルアップだけでは身につかない技、特に「体術」という項目に分類されている非常に強力な攻撃技、風水武術をある場所で修業によって身につけることが、ゲームを有利に進めていくために肝要となってきます。
このアイテムを買ったり、それを得るための資金を稼いだり、あるいは敵から奪い取ったりということと、体術修業とを、本業の用心棒稼業と平行して進めていきましょう。
[プレイの要点]
オープニング・イベントが済んでゲームがスタートすると、時仲良平は一人で地下街にある闇兵衛商店の前にいます。この段階ではまだ外に出ることができません。店の中に入り、そこで用事を済ませて下さい。これで時仲良平、オニビ、ガイア、チビッ子の四人のパーティができあがりますので、ここからが本当のゲームスタートとなります。
商店の奥の部屋にはいつもマネージャーの闇兵衛がいて、この人物がゲームを進めていく拠点となります。闇兵衛に接触すると、1.用心棒、2.配達、3.休日、4.資金引き出し、からどれかを選択できます。
良平の本業であり、メイン・ストーリーとなる1の用心棒は、請け負うとまずその依頼内容を詳しく聞きに、取次先へ行くことになります。取次先は主に四つありますが、どれも地上に出なければなりません。スタート時のレベルは20で、このレベルで地上は危険ですので、用心棒はレベルが30以上になってから始めるのがいいでしょう。つまり地上に進出するのもレベルが30になってからが無難ということです。地下でも強敵が現れる特定の場所があります。敵わないと思ったらすぐに逃げましょう。
それまでにも役に立つアイテムを手に入れたり、買うための資金を稼いだり、情報を聞き出したりと、準備することがたくさんあります。
この準備期間には、2の配達を平行してやると良いでしょう。これは店の手伝いで、文字通り商品の配達をします。届け先に預かった品物を届けて戻って来ると、アルバイト料がもらえます。届け先はランダムに入れ替わりますが、これにも地上の場合や、届け先が不明で探し回らなければならない場合もありますので、初めのうちは地上の配達は断り、もっぱら地下だけの配達に限定してやるのが無難です。
配達は引き受けたあとで投げ出してもバイト料が入って来ないだけで、問題はありませんが、本業の用心棒は一旦引き受けたあとに断ると、違約金を取られるばかりか、レベルと評判が下がります。用心棒を請け負うようになってからも、やってみてまだレベル不足や準備不足が感じられるようでしたら、次の仕事を立て続けに請け負うのは控えた方がいいでしょう。いずれレベルや準備がそれなりに調えば、次々にこなしていくことも可能になります。
3の休日はふだんは何も起こりません。コマンド選択キャンセルと同じことです。風水術の四天王拳を全て習得したあとには、ここでPK戦を選んで遊べるようになります。
配達は届けて戻って来ると、即金で報酬が入りますが、用心棒の報酬はその達成後、一旦闇兵衛に預けられます。4の資金引き出しを選択すると、それまでに成し遂げて得た用心棒業の報酬の累積金から好きな額だけ引き出すことができます。但し、持ち運べる金額には限度があり、最大99億9999万円です(この時代は激円安とハイパーインフレのために見た目ほどの価値はありませんのでこれでも大金だとは思わないように、念のため)。
また、闇兵衛が預かることができる額にも限度があり、最大999億9999万円です。評判が上がると用心棒の依頼事が大仕事になり、その報酬額も巨大になってきます。これ以上貯金しても無駄なので、資金が必要な場合はどんどん引き出しましょう。また、手持ちの金を預けるということはできません。用心棒報酬の引き出しのみです。
次に、地上で行動するようになると、地上の地理を把握することが大事です。必須の場所は五個所、寂音法師の修業道場と、用心棒業の取次先――中町クリーニング、南町闇商人組合、北町探偵社ともう一つ、流動的ですが北町のどこか。この五つの場所への道は確実に覚えて下さい。
地下街は闇兵衛商店周辺、闇兵衛商店奥の居住区、地下街東側、階段付近の4ブロック(他にイベントで行く場所もありますが)で、簡単な造りですが、地上はもっと広くてややこしくなっています。
大雑把に言うと、地下街から出た位置を中心として画面にして九つ分が1ブロック、同じサイズのブロックがその上下に連なり、一つの階層エリアを形成しています。縦3ブロックから成るエリアは、中央が貧民街、その西側のエリアが人間街、東側をミュータント街と呼び、この三つのエリアがふだんの主な活動場所となります。
街に出た時には地名表示があり、貧民街のブロックは上から順に「日本無道館(北町)」、「中町」、「南町」と表示されますが、人間街とミュータント街はどのブロックも単に「人間街」、「ミュータント街」と表示されるだけです。便宜上、それぞれ上のブロックから順に「北」、「中」、「南」と呼びます。
この街中の建物などには入れない場所と、自由に出入りできる場所、イベントが発生して行く場所、イベント後は行き来が自由になる場所があります。
南町の南には更に湾岸エリア、人間街の西には貴族街があり、その一部を除いてはふだんでも自由に行き来ができます。但し海上は通常は侵入できません。他に、イベントで東京の街から外に出て行くこともあります。
しかしこれら街の造りはブロック構成で言うと長方形で単純なのですが、建物や瓦礫の山が入り組んで邪魔をし、ストレートにすんなり移動することが困難になっていることも多いので、通り道を早めに見つけ出し、地形などからできるだけ早く移動経路を覚えるようにしましょう。
下の図は地上中心部の縮小図です。
横3×縦3=9画面分で一つのマップ=1ブロック
1ブロック×縦3=1エリア 1エリア×横3=街全体 で構成されていて、
つまり街の中心部は81画面分の広さということになります。
(地図をクリックすると拡大図が出ます)
人間街とミュータント街の境界に位置する貧民街は路上生活者や闇市など怪しげな商売が入り乱れ、ある意味で賑わっています。建物の修復なども中途半端でままならない状態ですが、密輸品などの闇商品を求めて両隣のエリアから富裕民やミュータントもやって来ます。この貧民街の中町の中央にある地下街に闇兵衛商店があります。主な四つの依頼事取次先も全てこの貧民街エリアにあります。
貧民街エリアの西側の人間街は復旧が進んで高層ビルが立ち並び、ビジネス街、官庁街となっています。住民も比較的富裕な層で、政府軍の根拠地です。この更に西側には貴族街があります。
貧民街エリアの東側はほとんどミュータントだけが住むミュータント街です。ミュータントの中にも大商人などが現れ、貧富の差ができ始めていますが、ここは惑星衝突後から手つかずのまま放置されていて、荒れ果てたままです。政府軍もここには入り込まず、盗賊団がはびこるなど、無法地帯となっています。修業道場はこのエリアの北部にあります。
次に戦闘についてですが、キャラの能力値、特殊能力、装備はもちろん大事ですが、「状態異常」に関しては前作以上に気を配る必要があります。まず各状態異常の特徴を並べておくと、
1.気絶 : 前作の「戦闘不能」状態のことで、HPが0になった状態。ごく一部のイベントを除き、全員が同時にこの状態になるとゲームオーバーとなる、最も避けなければならない状態。アイテムや薬、治癒術などで治る。気絶技を使うと、HPを残していても一撃で倒せる敵キャラもある。主人公キャラたちは全員、気絶技では倒れない。
2.中毒 : 毒に犯されている状態で、毒攻撃や汚水を飲んだ時などになる。戦闘後も残り、このまま行動すると徐々にHPが減少していくので、放置は避けたい。アイテムや薬、治癒術などで治る。
3.暗闇 : 敵の光攻撃などでなる、目がくらんで見えなくなっている状態。直接攻撃の命中率が下がり、直接攻撃系の技などで使えなくなるものもある。攻撃力と防御力も低下する。アイテムや薬、治癒術などで治り、戦闘中にも自然治癒する。
4.困惑 : 精神が散漫になっている状態。集中力を欠き、特に精神力を要する超能力技で使えなくなるものもある。主に精神攻撃系の術によってなる。この間は精神力も低下する。主人公キャラでは、精神力の強いガイアとのほほんとした性格のチビッ子はならない。感情の起伏が激しいオニビはなり易い。アイテムや薬、治癒術などで治り、戦闘中にも自然治癒する。
5.激怒 : 相手に挑発されて怒り、冷静な行動ができなくなる(プレイヤーが操作できない)。攻撃のスピードは速くなる反面、命中率が下がる。敵一人を勝手に直接攻撃し、全体攻撃武器でも単独攻撃をする。前作では「暴走」。主人公キャラでは、冷めた性格の時仲良平とのほほんとした性格のチビッ子はならない。血の気の多いオニビはなり易い。アイテムや薬、治癒術などで治り、戦闘中にも自然治癒する。敵の攻撃を受けて冷静に戻ることもある。
6.混乱 : 慌てて我を失ってしまっている状態で、プレイヤーが操作できなくなり、味方を単独通常攻撃してしまう(時には自分をも)。超能力技や破壊力の大きな武器による攻撃、体術などを食らうとなる。この間は精神力と防御力が低下する。主人公キャラでは、まったりした性格のチビッ子はならない。アイテムや薬、治癒術などで治り、戦闘中にも自然治癒する。敵の攻撃を受けて我に返ることもある。
7.睡眠 : 眠り込んで行動しなくなる(バトルタイム・ゲージの進行がこの間止まる)。催眠術などの精神系の術によってなる。睡眠中は防御力が低下する。主人公キャラでは、子供の頃から徹夜が得意だった時仲良平はなりにくい。お子様のチビッ子はなり易い。アイテムや薬、治癒術などで治り、戦闘中にも自然治癒する。敵の攻撃を受けて目覚めることもある。
8.麻痺 : 体が痺れて言うことを聞かず、行動不能になった状態(バトルタイム・ゲージの進行がこの間止まる)。精神系の術や雷系冷気系などの攻撃系の術でなる。麻痺している間は防御力が低下する。主人公キャラでは、チビッ子は抵抗力が強いのでなりにくい。アイテムや薬、治癒術などで治り、戦闘中にも自然治癒することはあるが、なかなか治りにくい。敵の攻撃を受けて治ることもあるが、これも稀である。
9.よろめき : 足がふらついている状態。一時的に行動が止まるが、比較的早く自然治癒する。この間は防御力が低下する。アイテムや薬、治癒術などでも治せる。主人公キャラでは、フェニックスの時仲良平はならない。人間のガイアはなり易い。
10.驚き : びっくりしている状態で、一時的に行動が止まるが、よろめきと同じく比較的早く自然治癒する。アイテムや薬、治癒術などでも治せる。主人公キャラでは、冷めた性格の時仲良平と気の強いオニビはならない。
11.呪縛 : 呪いが掛かり、思うように行動できない状態(バトルタイム・ゲージはゆっくりと進行する)。攻撃力、防御力、敏捷性が低下し、直接攻撃系の技は使えなくなる厄介な状態。精神攻撃系の術などでなる。自然治癒するが、なかなかしにくく、敵の攻撃を受けて稀に呪縛が解けることもある。アイテムや薬、治癒術などで治る。主人公キャラでは、暗示に掛かり易い性格のオニビはなり易い。教会で育ち、お経も読める、様々な宗教に通暁した?(それともわかっていない?)チビッ子はなりにくい。
12.病気 : 病気に罹り体が衰弱している状態。腐った水を飲んだり、病原菌を持った敵に攻撃された場合になる。この間は攻撃力が低下し、高度な直接攻撃系の技と高度な精神系の術で使えなくなるものもある。戦闘中でも通常の移動中でも、徐々にHPとMPが減少していくので、自然治癒することも稀にはあるが、早めに治しておきたい。アイテムや薬、治癒術などで治る。主人公キャラでは、人間のガイアはなり易い。炎の少女オニビはなりにくい。
13.神がかり : 神がかりになっている間は、攻撃力、防御力、精神力、敏捷性の全てが上昇し、敵の攻撃による状態異常を防ぐ戦闘に有利な状態。一部の薬と術によってなる。精神エネルギーを物理パワーに変換している状態とも言え、この状態の間はHPが徐々に増加すると共に、MPが徐々に減少していく。キャラクターの性質によりなり易い、なりにくいの差がある。自然に解けてしまうこともあるが、体術を使うとチビッ子以外は必ず解けてしまう。主人公キャラでは、暗示に掛かり易いオニビはなり易い。無邪気でかつあらゆる宗教に通暁した?チビッ子は特になり易い。宗教も迷信も鼻にもかけない時仲良平はなりにくい。
14.脱力 : やる気が失せた状態。攻撃力が低下し、直接攻撃の命中率が下がる。この間は高度な精神系の術と高度な直接攻撃系の技の中で、使えなくなるものがある。精神系の術や敵の変な行動によってなることがある。アイテムや薬、治癒術によって治り、自然治癒もするが、敵からの直接攻撃を受けた場合、カッとなって治ることも多い。主人公キャラでは、まだ幼いチビッ子はなりにくい。冷めた性格の時仲良平はなり易い。
15.体術 : チビッ子以外の主人公キャラが戦闘中、体術を使った時になる状態。瞬間的にパワーを大放出するので、体術使用時にはHPが減少する。敏捷性が上昇し、使用後すぐに正常に戻るが、残った場合はバトルタイム・ゲージの進みが速くなる。敵キャラがこの体術状態になることはない。
16.負傷 : 怪我をしている状態で、この間は攻撃力、防御力、敏捷性が低下し、直接攻撃の命中率も著しく低下する。いろいろな攻撃、術などで引き起こされる。この間は高度な精神系の術と直接攻撃系の技で使えなくなるものがある。アイテムや薬、治癒術などで治る。稀に自然治癒することもあるが、しにくい。主人公キャラでは、フェニックスの時仲良平はならない。人間のガイアはなり易い。
この状態異常の中で、今作から新たに加わったものは12〜16の五種類です。中でも特に注意しなければならないのが、負傷です。これは戦闘中によく起こるはずです。この状態でいるといろいろなデメリットがあるのは前述の通りですが、逆に考えれば、敵をこの負傷状態にしてしまうと、戦闘が有利に進められるということにもなります。
もう一つ、ここで特別に秘術をお教えしておきましょう(大袈裟な)。状態異常は複数の状態が重なることがあり、上の画面のように、たとえ重なっていても優先順位の高いもの一つしか表示されないことはたぶんご存知でしょう。
但し、「神がかり」と「体術」は例外で、この状態は他の状態と重なりません。つまりこの状態にすれば、他にいくつの状態異常があろうと、一度に打ち消してしまうことができる訳です。神がかりは薬か術で強制的に状態異常を起こさせます。必ず神がかり状態になるとは限りません。また、体術はバトルタイム・ゲージが進行する状態異常で、かつ高度な直接攻撃技にも制限が加わらない状態、具体的に言うと「中毒」や「困惑」状態ならば、ターンが回って来た時に使えますので、この時体術を使うと、アイテムや術を用いなくとも、中毒状態や困惑状態を自動的に打ち消してしまうことができます。
状態の他に、よく似たものに「属性」というものがあり、これは状態と同じように得手不得手のようなものですが、敵味方キャラクター共に23種類、状態も含めると39種類に関してそれぞれ五段階のランクを持っています。上記の「なり易い」とか「なりにくい」というのは、そのランクによるものです。
属性とは例えば、刃物には強いとか弱いとか、火による攻撃には強いとか弱いといったものです。それが全てのキャラが状態を含めた39種類全ての属性についてそれぞれに対しての耐性であるランクを五段階評価で持っているということです。無属性というものもあるので(これだけランクがないのですが)、それも含めると40種類になります。また武器や術は前述の意味からして、何らかの属性そのものと見做すこともできます。
属性と属性ランクは前作同様、プレイヤーは見ることができませんが、ここでは詳述は避けます。プレイによって経験を積むことで敵味方の得手不得手を見抜いて下さい。
次に体術です。
この体術というのは敵一人を単独攻撃する直接攻撃系の技の総称で、非常に強力な破壊力があります。上の画面のように戦闘コマンドとしては「攻撃」、「超能力」とはまた別の独立した項目として扱われます。
時仲良平とオニビはゲームスタート時(L20)から一つだけ体術を持っていて、更にレベル25でもそれぞれがもう一つ技を自然に身につけます。チビッ子はレベル25とレベル30で自然に身につけます。ガイアは自然には身につきません。
但し、これら自然に身につく体術は、厳密には属性的に単なる打撃技です。これ以上のもっと強力な体術属性の体術を身につけたい場合は、寂音法師の道場へ行き、言いつけられた修業を達成することによって習得しなければなりません。修業の内容は毎回違います。中にはレベル不足だと達成不可能なものもあれば、修業とどう関係があるのか意味不明のものもあります。
見事修業を成し遂げると、弁才天が言うところの『四天王拳奥義』を一つずつ身につけます。修業に失敗しても、続けてその場で再挑戦することはできますが、成功して一つ身につけたあと、立て続けに次の技の修業をすることはできず、出直して来いと言われます。一旦帰宅してから出直し、次の修業に挑戦しましょう。修業は四つで、従ってここで身につく技も四つまでです。
体術は特徴として、使う度にHPを消耗します。上位の技になるとHPと共にMPも消耗し、高度な技ほどMP消費量が大きくなっていきます。HPの消耗度はキャラのHPの上限値と関係していて、技によって消費量の違いはありません。MPの消費量は、戦闘時のコマンド選択ウインドウや、メニュー画面の特殊技能画面で確認できます。
他に特徴として、そのほとんどが一撃で敵を倒してしまう気絶技の特徴を持っていること(気絶耐性の強いキャラはHPをなくすまで倒れません)、そして必ず効くということです。体術に対する耐性ランクが最低(ランクが低い方が強い)のキャラには一撃目は全く効果がないように見えても、もう一度体術を仕掛けると、必ずダメージがあります。体術には使った相手の体術属性ランクを上げてしまうという特徴があるのです。
この体術は必ずしも身につけなければならないものではありませんが、レベル的に自分より強い敵を倒すことができるようになりますし、身につけてないよりは戦闘が圧倒的に有利になることは間違いありません。できるだけ早いうちにより多くの体術を身につけて下さい。
また、超能力技は前作に比べて少なくなっています。新技を身につけるのもオニビとチビッ子だけです。
そしてアイテムですが、アイテムの種類はかなり増え(がらくたもかなり増え)、その重要度は増しています。術が使えるアイテム、能力値が上昇するといった武器防具の類いはもちろんのこと、特定のアイテムでしか身につけることができない超能力技もあれば、能力値そのものを上昇させることに使うアイテムなどもあります。
また、たとえがらくたであっても、他の何かと一緒に持って行くと、それを材料にして強力な防具を作ってくれる職人もいます。頻繁に手に入るものならともかく、なかなか手に入りそうもないものなら、がらくたであってもとりあえず一つは売らずに持っておくといいアイテムもあるかもしれません。もちろん安値で売るしかないがらくたの類いもたくさんありますが。
装備できるアイテムの類いには、能力値の上昇や減少だけでなく、消費MPを半分に抑えたり、特定の属性ランクを下げたり、敵のクリティカル・ヒットを防いだりと、一見しただけではわからない効果を持っているものもたくさんあります。
また、銃器や防具の類いはたいてい高値で売れます。不要になった武器防具を売って別のアイテムを購入する資金に換えるのもいいでしょうし、持てる金にも限度があるので、いざ物入りになった時のために換金しないで持っておくという方法もあります。あまり多くの種類を持ちすぎると、戦闘時に使う時になかなか見つからないという弊害もありますが。
また非常に役立つものの、手に入れるのが極めて困難な至宝アイテムもあります。これらにもトライしてみてください。
最後に評判値についてです。評判は特定の怪物を倒したり、何かを発見したり、ある場合にある行動を取ったりした時などに、少しずつ上がります。取った行動や結果によっては下がる場合もあります。最も評判が上がるのは、用心棒の依頼事を達成した場合で、概して大仕事になるほど評判は大きく上がります。逆に一旦請け負った用心棒業を途中で投げ出すと、それなりに評判が下がります。評判やレベルを下げたい場合はともかく(そんなことはないと思いますが)、請け負った仕事は断らないことです。
この評判値が何なのかと言うと、実際のところゲームにさしたる影響はありません。ほとんど評判が上がっていることを「評判値」という数値をもって目で確かめるという自己満足のためのものにすぎません。まあ、有名になると近所の人たちの接し方が変わってくるかもしれませんが。あとはせいぜい、小生の子孫だとか称する怪しい男が闇兵衛商店の近くをうろついていて、評判値がある数値まで達する度に、この男から賞品として粗品が進呈されるかもしれません。粗品をもれなく頂きたい人はここにあしげく通って評判値を聞き出してみて下さい。
アポカリUをこれからプレイしようとされているみなさんは、前作のアポカリTを既にプレイされた方々だと思いますので、キー操作法や画面の説明については省略させて頂きます。操作法などを確認したい場合は、『アポカリプス・オブ・ダークネス(T)』のゲームフォルダ内にある『アポカリT説明書』を参照して下さい。画面のデザインが少しばかり違うだけで、基本操作法などは同じです。
更に詳しく攻略法をお知りになりたい場合は、アポカリUも攻略講座を用意する予定ですので、次のHPをご覧下さい。
閑古鳥芸無店
それでは見事ゲームクリアして下さいませ。
幸運を!
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